【イベント・シンポジウム案内】
APF通信社代表、山路徹が
山陽放送主催のシンポジウムで講演を行います。
香川県近郊にお住まいの方は、是非おいでください。
『RSK山陽放送キャンペーン “Peace for the children”
ミャンマーの真実~長井健司記者銃撃から1年~』
日時:2008年10月4日(土)
場所:アルファあなぶきホール[香川県県民ホール](高松市)
開場17:00 開演17:30
※入場無料ですが整理券が必要です。
お問い合わせ:山陽放送四国支社 ℡087-822-5858
【内容】
・基調報告:山路徹(APF通信社代表)
・パネルディスカッション
パネリスト:山路徹、岡田茂、平野キャシー
コーディネーター:石田好伸(山陽放送アナウンサー)
詳しくはRSK山陽放送“Peace for the children”
ホームページをご覧下さい。
http://www.rsk.co.jp/senjyo/081004/index.html
2008年9月 のアーカイブ
【イベント案内】RSK山陽放送シンポジウム
2008年9月29日 月曜日【番組案内】日本テレビ「真相報道バンキシャ!」
2008年9月27日 土曜日2008年9月28日(日)放送
日本テレビ「真相報道バンキシャ!」
放送時間 午後6時~午後6時55分
「独占…長井健司氏銃撃事件徹底追及!
“返却されないカメラ”の真相 新映像53分」
追記:
日本テレビ「真相報道バンキシャ!」のホームページで
今回の特集の動画がご覧になれます。
http://www.ntv.co.jp/bankisha/index.html
【番組案内】日本テレビ「NEWS ZERO」
2008年9月26日 金曜日2008年9月26日(金)放送
日本テレビ「NEWS ZERO」
放送時間 午後11時50分~深夜0時45分
特集『村尾が見たミャンマーの現状…長井さん銃撃から1年』
ミャンマーで長井健司記者が銃撃され亡くなって1年、
その一周忌企画の特集が3回シリーズで放送されます。
番組キャスター村尾信尚がタイ・ミャンマー国境を現地取材。
長井記者が伝えたかったミャンマーとは何なのか?
民主化運動、難民キャンプ、そして軍事政権の実態…
そこで、村尾キャスターが見たものとは…
シリーズ第1回は26日放送です。
日本テレビ「NEWS ZERO」のホームページで、
今回の特集の動画がご覧になれます。
http://www.ntv.co.jp/zero/
【手記】長井秀夫 道子
2008年9月26日 金曜日 いろいろな思いに揺れ動き、苦しみ、涙を流した、そんなことには関係なく月日は流れました。そして一周忌を迎えることになりました。
やさしさのある、おだやかな息子でした。しかし想像がつかない程きびしい世界に身を置き、あの様なことになりました。本人にとっては止むにやまれぬ思いがあり、信じる道があって、それを熱い思いで走り抜けていったのだと思います。
今となっては、「よくやったよ健ちゃん、ゆっくり休みなさい。」と云ってやりたい思いです。
ミャンマー政府に対しては、はげしい怒りを覚えます。強く抗議をしたい、一日もはやく遺品を返しなさいと。
多くの方からの慰め、はげましのお便り、心より感謝致しております。ボランティアの方々、そして多くの方々、大変お世話になりました。心からお礼を申し上げます。
元気を出して生きてゆきます。
長井 秀夫
道子
【手記】APF通信社代表 山路徹
2008年9月26日 金曜日 あの日から一年が経ちました。私は未だに長井さんの死を受け入れられないでいます。どう受け止めたらいいのかが分からないのです。なぜ、長井さんは射殺されたのか?その時、現場では一体何が起きていたのか?長井さんが握りしめていたビデオカメラは今どこにあるのか?長井さんが最後に撮影した映像は何を捉えていたのか?そして何を伝えたかったのか? そうした疑問や謎のひとつひとつが解明されなくては、この事件を乗り越え、前に進むことが出来ないのだと思います。
私たちはこれまで外務省を通じてミャンマー軍事政権に対し、カメラとビデオテープの返却や事件の真相解明を求めてきました。しかし、事件に対するミャンマー軍事政権の主張は、「長井さんは流れ弾に当たった。至近距離からの狙い撃ちではない」とか、「長井さんが倒れる様子が映っているビデオはCGで捏造されたものだ」等々、まったく話になりません。日本警察の科学捜査によって、至近距離からの発砲は間違いありません。また、長井さんが倒れる様子が映っているビデオは数種類あり、CGで作った等あり得ないのです。
警視庁組織犯罪対策課の皆さんには今日まで事件解明のために大変な努力をして頂きました。「現場に行けない」という国境の壁を乗り越え、長井さんを射殺した兵士の所属部隊の割り出しや、銃の特定、至近距離から射殺されたことの科学的な証明など、最大限の結果を出していただいたと、大変感謝しています。
問題は外務省です。これまで私たちには何の説明もありませんし、努力の様子もまったく伝わってこないのです。こんな話があります。警察が事件現場の住所を外務省に照会したところ、調べられないというのです。ミャンマーは日本と外交が無い国ではありません。むしろこれまで日本が巨額の経済援助をしてきた国です。何のための援助だったのでしょうか?日本は住所も調べられないような国に対し援助していたのでしょうか?住所も調べられない外務省が、どうして事件を解明することが出来るのでしょうか?私の問に、外務省の担当者は「それを言われてしまったら何も言えません」と言葉を詰まらせていました。これが私たちの国、日本の外務省なのかと思うと、大変ショックでした。
警察の努力や国民の血税を無駄にしないためにも、そして何より、長井さんやご遺族の無念を晴らすためにも日本外務省には毅然とした態度でミャンマー軍事政権に対し事件の真相解明を迫ることを強く求めます。
最後になりましたが、事件発生から今日まで署名活動を通して尽力頂いたボランティアの皆さんに心より感謝申し上げます。10万人以上の署名が集まったことに、私どもは大変勇気づけられました。皆さんの気持ちに応えられるよう今後も精一杯力を尽くしてゆきますので、どうか宜しくお願い申し上げます。
APF通信社代表 山路徹