オウム真理教が起こした松本サリン事件の被害者、
河野義行さんの妻澄子さんが5日、亡くなりました
心よりご冥福をお祈りいたします
事件以来14年・・
オウムは今も尚、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚を神と崇めている
(オウム道場の内部 2007年夏)
(ヘッドギアを付けたオウム信者 2007年夏)
去年夏、弊社記者が撮影したあるオウム道場の内部の様子
テレビには松本死刑囚の映像が24時間流されていた
信者らの頭に松本死刑囚の脳波を加工したというヘッドギア
オウムは、何も変わってはいない・・
河野澄子さんの死去についてコメントを出すかつての教団幹部がいた
彼らが口にする哀悼や謝罪の言葉
そこに矛盾はないのだろうか
2008/08/06 T
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【8月5日】サリン事件被害者・河野澄子さん死去
2008年8月6日 水曜日【番組案内】TNCテレビ西日本「CUBE」
2008年8月5日 火曜日2008年8月9日(土)放送予定
TNCテレビ西日本(FNN系列・福岡ローカル)
「土曜NEWSファイル CUBE」
放送日時 午前10時30分~11時45分
特集『ヒロシマ・フクオカ・ミャンマー』
ミャンマーで銃弾に倒れた長井健司ディレクターが2004年に制作したドキュメント作品
『家に灯った原爆の火』が放送されます。
原爆投下後の広島の焼け野原から、その原爆の火を持ち帰った
福岡県出身の山本達雄さん(故人)を長井ディレクターが取材したものです。
以下番組ホームページから転載します。
(転載)
『ヒロシマ・フクオカ・ミャンマー』
▽2007年9月27日、取材中の映像ジャーナリスト、長井健司さんが
ミャンマー軍に銃撃され、殺害されました。
その長井さんは2004年に原爆投下後の広島から炎を懐炉に移して持ち帰った元兵士を訪ね、
被爆時の状況と被爆者自身の戦後の葛藤について取材したドキュメント作品
『家に灯った原爆の火』をつくっています。
▽8月6日の投下直後、親戚の安否を尋ね広島の市街地に入り、
地獄絵の中を探し歩いた福岡県星野村出身の元日本兵山本達雄さん。
叔父を焼き殺し、広島を地獄図と化した原爆の火。それは恨みの火であったといいます。
その山本達雄さんが2004年5月、他界。
番組では、亡くなる3年前に取材した記録映像から、
山本さんにありのまま語っていただいたその稀有な原爆体験のすべてを紹介しています。
▽長崎の原爆投下の8月9日放送の『CUBE』では、
長井さんが伝えたかったことは何だったのかを考え、
ヒロシマから福岡、そしてミャンマーへと続く平和の灯火を見つめたいと思います。
http://www.tnc.co.jp/cube/
(転載終了)
※放送対象地域は福岡県です。
なお、放送内容は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
【番組案内】日本テレビ「NEWS ZERO」
2008年8月2日 土曜日2008年8月4日(月)放送予定
日本テレビ系列 「NEWS ZERO」
(23:44~24:48)
『潜入…少数民族の地 中国に根付くイスラム』
中国・ウイグル自治区での取材映像が放送されます。
取材:渡部陽一(フォトジャーナリスト)
※なお、放送は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
【取材記】中国バス爆破・ウイグル自治区は今
2008年7月30日 水曜日北京オリンピック開幕を控え、中国全土でテロの嵐の予兆が見え始めている。
6月21日には雲南省昆明でのバス爆破事件が発生。
新彊ウイグル自治区の分離独立を求める「トルキスタン・イスラム党」が犯行声明を出した。
しかし中国政府はテロとは認めない声明を発表。
北京オリンピックをなんとか平穏無事に乗り切りたい中国当局、
対して不穏な陰が見え隠れしている中国最奥部新彊ウイグル自治区。
ウイグルでは今、いったい何が起こっているのか…
フォトジャーナリスト・渡部陽一(写真右)が取材した。
新彊ウイグル自治区はシルクロードの中心地域である。
その名の通りシルクの交易を中心に、ギョク(石の宝石)、
ウイグル絨毯とシルクロード三大物産のすべてがここから産出されていた。
現在は中国西部最大の国際空港を有し、外資系総合デパートも進出するなど
高層ビルの立ち並ぶ近代都市に変容を遂げている。
そして何よりの特徴は仏教大国中国でありながらイスラム教徒が大多数を占めていることである。
中国当局はチベット暴動の反省から新彊ウイグル自治区に対しては
「アメとムチ」政策で舵取りを行ってきた。アメとは、ウイグル懐柔策を見せつけること。
5月12日の四川大地震を受けての地震対策として
ウイグル人に耐震建築物資の無償支援を開始、次々とコンクリート製の家屋を提供した。
さらに石油天然ガスの国営会社での雇用提供などをおこなうことで、
ウイグルでの利潤の公平な分配をアピールした。
表面上のご機嫌取りは功を奏しているが蓋を開けてみると利潤分配の大きな格差を生み出し
市民の不満は高まりを見せていた。
もう一方のムチ政策はわかりやすい。それはイスラム教にメスを入れること。
中国では“宗教が国家転覆最大の敵”と言い切るだけあり、
ウイグル自治区でのイスラム色の軽減を進めていった。
アラビア語表記で記されるイスラム寺院モスクを中国名の清真寺に変更、
さらにモスクの宗教指導者に中国側の指名監督者を配置するなど、イスラムの伝統を否定した。
さらに学校教育ではウイグル語から中国語の公用語授業に切り替えられた。
ウイグルの漢化政策が浸透してきている。
中国政府は何の為にこうしたウイグル政策を進めるのか。
その答えは明確である。ずばり石油を手に入れること。
ウイグルは石油、天然ガスの宝庫である。
海外石油拠点である南米、アフリカは中国が既に押さえており、
自国内のウイグル自治区の天然資源を確保することは核に並ぶ武器を手にすることに匹敵する。
中国としては絶対に手中におさめておかなければならない地域なのだ。
写真:ウイグル自治区の石油プラント
一方、こうした中国当局のウイグル政策に住民が黙っているのかというとそうではない。
中国国内の情報統制でそのニュースは伝わらないが、暴動やデモが続発している。
最近では97年 99年、00年と連続して反政府デモが連続して発生、
今年は3月23日24日と1000人規模の暴動、
そして6月の雲南省のバス爆破事件と繋がってきている。
今回の昆明のバス爆破事件では「トルキスタン・イスラム党」が犯行声明を出しているが、
中国政府はテロとは認めない声明を出した。
オリンピックは中国の威信を世界に見せつける絶好のチャンスなのである。
国内不穏分子を認めるはずはない。
北京から一番遠い地域である新彊ウイグル自治区の動きから本当の中国の姿が見えてくる。
中国の抱える最大の火薬庫、ウイグル自治区が暴発する日は近い。
渡部陽一(フォトジャーナリスト)
取材:2008年6月9日~6月15日
【やまじブログ】カラジッチ被告逮捕に思うこと
2008年7月23日 水曜日カラジッチ被告、ついに逮捕されました。
私は1994年、ボスニアのセルビア人支配地区で彼に会ったことがあります。
兵士を従えた彼は、体がデカく目つきも鋭いといった感じで、とにかく迫力のある人でした。
当時ボスニアの国連代表をしていた明石康さんも一緒だったんですが、二人の姿を見比べて
大人と子供ほどの違いを感じたのを憶えています。
これまでセルビアはカラジッチ被告の逮捕に消極的だと言われていました。
というのも、今も彼の民族主義を支持するセルビア人が少なくないからです。
ところが、セルビアは先の選挙で経済発展重視のEU加盟推進派が勝利を収めました。
こうしたセルビアの政治体制の変化がカラジッチ被告逮捕の背景にあるのだと思います。
そこで考えてしまうのが、長井さんの事件です。
長井さんを含め、多くのビルマ人が軍事政権の弾圧で犠牲になっています。
これは立派な人道に対する罪だと思います。そんなビルマ軍事政権の犯罪を訴追して貰うために、
私たちはいま日本外務省にICC(国際刑事裁判所)への提訴をお願いしています。
そんな事をしても無駄だという声があちらこちらから聞こえて来ますが、
私はいつか必ずビルマに民主主義が訪れる事を信じていますし、
軍事政権が永遠に続くとも思っていません。
政治体制が変化すれば軍事政権を法廷に引っ張り出すことが出来るのです。
1970年代のカンボジア大虐殺に関与した元ポルポト派幹部を裁く特別法廷も始まったばかりです。
今のところ日本外務省はICCへの提訴について「検討中」と言うだけで何もしていません。
とても残念です。
あまり知られていませんが、ICCの判事には日本人女性もいて、
日本政府もかなりの資金を出しているのです。
私としては一刻も早く日本政府のICCへの提訴を願っています。
外務省の皆様、宜しくお願いします。
カラジッチ被告逮捕の報に改めて思いました。
2008/07/23 やまじ